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こんな症状ありませんか?【うつ病】

最近増えているうつ病

うつ病って、どんな病気?

最近、「うつ病」をはじめとする精神障害が増えています。3年ごとに実施されている「患者調査」によると、うつ病を含む気分(感情)障害の患者数は年々増加しています。とくに21世紀に入ってからは急増しており、過酷なストレス社会を物語っています。
また、厚生労働省の「うつ対策推進方策マニュアル」には、国民の15人に1人はうつ病を経験しているにもかかわらず、その3/4が医療機関で診察を受けていなかったことが2003年の国内調査で示されたと記されており、実際にはもっとたくさんいると推測されています。
うつ病は、決して他人事ではない身近な問題。どのような病気かをきちんと知っておきましょう。

うつ病と落ち込み

誰でも気分がすぐれないときや、何となくやる気が起こらないときはあります。しかし、それは毎日の生活を送る中で解消され、とくに生活に支障をきたすことなく良好な状態に回復します。
ところがいつまでも気分が晴れず、ずっとゆううつで落ち込んだ状態が続くと、次第に自信がなくなったり、物事への興味を失ったりして「どこにも出かけたくない」「誰にも会いたくない」などと感じ、日常生活に悪影響が出るようになります。このような状態がうつ病です。
単にゆううつな気分になるのは、うつ病ではありません。しかし、日々感じる比較的軽度な落ち込みの延長線上にうつ病はあると考えられるため、早い段階での正しい診断と適切な対処が必要だとされています。

■女性のうつ病は男性の約2倍

なぜうつ病になるのか?その原因はまだはっきりとわかっていません。
危険因子と考えられているのは、おもに以下のものです。

心理的要因・・・離婚や死別などの喪失経験
環境的要因・・・虐待や暴力などの家庭での問題、人間関係などの職場での問題
身体的要因・・・ストレスや慢性的な疲労による不調、ホルモンの影響

うつ病はどの年代でも発症しますが、とくに多いとされているのは心理的な負担がかかりやすい若年層と中高年層です。
また、世界的な傾向として、女性は男性の2倍程度、うつ病になりやすいことがわかっています。この男女差の理由は思春期での女性ホルモンの増加や妊娠・出産、社会的役割の格差などです。こういった傾向などを含め、近年は遺伝的要因についての研究が進められています。

うつ病のサインを知っておこう!

うつ病は、まじめで几帳面な人ほどなりやすいという説もありますが、性格だけがうつ病になる・ならないを決定するものではありません。うつ病は誰もが発症する可能性がある病気です。
もしかしたら、あなたにも疑わしいサインが現われているかもしれません。次に挙げるようなサインがあったら、要注意!深刻な状態になる前にケアすることを考えましょう。

自分で分かるうつ病のサイン

また、自分だけでなく、家族や友達、仕事仲間など、本人がわからないサインを周りが察知して、適切な処置を施すことも大切です。
とはいえ、素人判断で治療を進めるのはよくありません。
「もしかしたら?」と感じたときは、本人の状態をその家族に相談などして、医療機関や保健所や市町村などにある精神保健福祉相談の窓口に相談するように促しましょう。

周りが気づくうつ病のサイン


うつ病を放っておくのは危険!

うつ病は、まず早期発見・早期治療が大切です。
しかし、本人がその兆しを感知できないために、発見を遅らせてしまう場合があります。自分自身で「おかしい」と感じたときは、そのままにせず、専門医の判断を仰ぎましょう。 また、本人が気づきにくい分、家族や周囲の人が診察を促すことも大切です。いざというときのために、うつ病について理解しておきましょう。
そして、次に大切なのは早期治療です。うつ病には、軽度のものから重度のものまであり、その症状やきっかけとなった出来事は人それぞれ。さまざまな要因が重なって簡単に解決できないときもあります。そのため、治療を進めるには、十分な時間が必要です。

うつ病になってしまったときに一番大切なのは、しっかりと休養をとり、ゆっくりとあせらずに治療を行うこと。 うつ病に関する正しい知識を身につけ、状況に合わせて薬物療法や精神療法を実施できるよう、専門医に相談することも大切です。 また、周りにいる人も、しっかりと知識を身につけ、プレッシャーをかけることなく治療が順調に進むよう、環境を整えるようにします。 うつ病は、放ったらかしにすれば、長引いてしまう場合もある病気。生活習慣病などと同様に、潜んでいるうつ病の芽は早く摘み取ってしまうことが重要です。


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