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  • Q

    Q1.中性脂肪とコレステロールとどう違うの?

    中性脂肪・コレステロール・善玉コレステロール・悪玉コレステロールの違いがよくわかりません。全部脂肪のことに関わる事だと思うのですが、どう違うのでしょうか?また、高いとどうなるのですか?

    HN:ミッキーさん(30歳 女性)

  • Dr.

    血液の中の脂肪を遠心分離すると質量によりいくつかに分かれます。そのうち高質量のものをHDLコレステロール、低質量のものをLDLコレステロールと称し、その他に中性脂肪などがあります。コレステロールは肝臓にて調節されており、HDLコレステロールは血管から肝臓に運ばれるコレステロールで、LDLコレステロールは肝臓から血管に運ばれるコレステロールです。LDLコレステロールが多いと血管にコレステロールがたまりやすくなり、動脈硬化が進む原因になります。逆にHDLコレステロールが多いと肝臓で分解され、動脈硬化が進みにくいと考えられます。そこで、LDLコレステロールを悪玉、HDLコレステロールを善玉と名づけたのです。コレステロールは生体膜に含まれ、各種ホルモンの原料となり、体には必要なものです。中性脂肪は腸管から吸収され主にエネルギー源として使われ、余った中性脂肪は皮下脂肪や内臓脂肪となり肥満や成人病の原因になります。

  • Q

    Q2.LDLコレステロール値の計算方法について教えてください。

    LDL=総コレステロール−(HDL)−(中性脂肪÷5)の算出方法ですが、中性脂肪が高いと悪玉コレステロール(LDL)は少なくなりますよね。中性脂肪が多いと体に悪いのに、悪玉コレステロールはそれに反する感じがします。最近では測定の方法も色々と言われているようですが、一番正しい測定値の出し方や見方はどうみたら良いのでしょうか?

    HN:柴犬たろうさん(48歳 男性)

  • Dr.

    この計算式は簡略化されたもので、中性脂肪が異常に高い(400mg/dl以上)時はLDLの値が正しく計算できません。現在は血液検査で悪玉コレステロールが直接測れますので、計算式はあまり利用されなくなりました。一般には肥満で中性脂肪が高い人はHDLコレステロールが低くなり、計算式ではLDLが下がるとは限りません。中性脂肪と悪玉コレステロールは別の働きがあり、中性脂肪は食事の影響を受けやすく必ずしも悪玉コレステロールとは相関しません。それぞれの脂質の異常により、高コレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高LDLコレステロール血症、高トリグリセリド(中性脂肪)血症に細分され、最近では高脂血症にかわり脂質異常症と呼ばれるようになっています。

  • Q

    Q3.脂肪と内臓脂肪はどう見分けたらいいのですか?

    内臓脂肪が危ないと聞きましたが、なぜ内蔵脂肪の方が危ないのですか?また、自分の脂肪が普通の脂肪なのか、内臓脂肪なのか見分けたいのですが、簡単に見分ける方法はありませんか?

    HN:ふとっちょさん(46歳 男性)

  • Dr.

    脂肪は蓄積される場所により皮下脂肪と内臓脂肪に分かれます。脂肪は単に油の塊と思われていたのですが、実は体の代謝に関わる重要なホルモンを分泌しており、アディポサイトカインと名づけられています。アディポサイトカインには様々な種類があり、体に良いものも悪いものも有ります。内臓脂肪が多いと体に良いアディポサイトカインが減り、悪いアディポサイトカインが増え、高血圧や糖尿病、高脂血症などの成人病を悪化させることがわかっています。それに対し皮下脂肪はそれ程影響がありません。内臓脂肪は体の中に蓄積されており、正確にはCTスキャンで測定します。しかしCTの結果より内臓脂肪と腹囲が相関していることがわかり、簡易法として健診では腹囲の測定が用いられています。腹囲が男性で85cm、女性で90cm以上は内臓脂肪肥満の可能性が強いです。

  • Q

    Q4.脂肪の影響で血管が年をとりやすい?

    脂肪の影響が血液に出るってネットで読んだのですが、具体的にどんな影響が出るのでしょうか?血管が詰まるとかもこのせいですか?

    HN:きょろぴーさん(37歳 女性)

  • Dr.

    Q1でお答えしたように血液の中を流れる脂肪は様々なものがあり、その中でも悪玉コレステロール(LDLコレステロール)は血管に蓄積され、動脈硬化を促進させます。動脈硬化とは血管にたまったコレステロールが徐々に血管の内壁を傷つけ、血管がもろく硬くなっていくことです。特に心臓や脳の血管など体にとって大事な臓器は動脈硬化により血管が詰まると命に関わります。動脈硬化は年とともに進みますが、悪玉コレステロールの多い人は早く進み老化が早いといえます。

  • Q

    Q5.コレステロールのバランスは?

    善玉コレステロール・悪玉コレステロールのバランスがとれていれば、総コレステロールが高くてもあまり気にしなくてもいいのでしょうか?

    HN:ひめかずらさん(50歳 女性)

  • Dr.

    以前は総コレステロールと善玉コレステロールしか計れなかったので、総コレステロールが高いと高脂血症として扱っていましたが、現在では悪玉コレステロールも測れるようになり、法定検診項目では善玉とともに悪玉コレステロールが採用され、代わりに総コレステロールは必須ではなくなりました。最近では、総コレステロールの値よりも、善玉、悪玉コレステロールのバランスが大事と考えられ、悪玉(LDL)/善玉(HDL)が2以下であることが望ましく、動脈硬化が進みにくいと考えられています。善玉が高いために総コレステロールが上がっている場合には特に心配ありません。

  • Q

    Q6.中性脂肪やコレステロールにいいと言うサプリメントは本当にいい?

    最近ドラッグストアなどでも、中性脂肪やコレステロールを減らすサプリメントなどが売られていますが、本当に効くのでしょうか? 病院で薬を出されていませんが、このままだと飲まないといけないと言われています。サプリメントを飲んだ方がいいか・・・お医者さんにお薬を早めに出してもらう方がいいのか迷っています。

    HN:啓介さん(55歳 男性)

  • Dr.

    サプリメントは科学的根拠に乏しく、習慣的に用いられているものが多く、効果のあるものもあればまったく効果がないものも多いです。本当に効くかどうかは個人差があり、CMには小さく、個人の感想と書いてあります。サプリメントは日常の健康維持として補助的なものと考えるべきでしょう。一方薬は、しっかりとした治験のデータに基づいて認可されたものであり、効果は明らかです。治療を勧められているのであれば、サプリメントで効果を期待するのは無理と思われ、確実に効果がある薬を処方してもらった方が良いでしょう。

  • 皆様から頂きましたご質問の内容から、想定・推察できる一般的な回答をしております、診断ではございませんのでご注意ください。
  • お体の状態には個人差がありますので気になる症状などがある場合は、医療機関で受診なさることをお勧め致します。

穎川先生 プロフィール

  • ■ 穎川 一忠(えがわ かずただ)
  • ■ 東京都中央区 日本橋えがわクリニック院長
  • ■ 資格
      労働衛生コンサルタント
      日本産業衛生学会 代議員
      内科学会専門医
      消化器病学会専門医
      消化器内視鏡学会専門医
      東京中央地域産業保健センター登録産業医
      労働衛生コンサルタント
  • 当クリニックは交通便利な日本橋の近くに位置し、「働く人のためのクリニック」という新しいコンセプトを掲げ2001年4月に開業しました。
    大学における消化器専門医の経験と長年の企業における専属産業医の経験を活かし、毎日忙しく働いている人が、仕事の合間に気軽に立ち寄れるようなクリニックを目指しています。
    生活習慣病の相談・指導に力を入れ、専門である消化器の検査(上部・下部内視鏡)を充実させ、働く人たちを健康面からサポートしていきたいと願っております。
    かぜや花粉症などの一般外来や健康相談・メンタルヘルスも行っており、検査のみならず外来も予約可能です。お気軽にご来院ください。

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